バンクシーの映画が想像を上回る展開だった話【イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ】

イグジットするーザギフトショップ

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みなさんはバンクシーという謎のアーティストを知っていますか?

素性が一切明かされていないにもかかわらず、彼が世界各地の壁や路上に描けばニュースに取り上げられるほど有名です。

アートの内容は主に社会風刺を描いており、ダークでいながら人々の心を掴んで離さない力強さが魅力なのでしょう。

バンクシー

↑はバンクシーの中で有名な作品の1つ。

そんな謎多きバンクシーが監督をしたと知り、見たのが今回紹介する映画です。

タイトルは「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ

1時間30分ほどのドキュメンタリー映画となっており、内容は理解できる人とそうでない人に分かれると思います。

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目次

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップのあらすじ

映像作家のティエリー・グエッタは覆面芸術家のバンクシーの存在を知り、彼に接近してドキュメンタリー映画を撮ろうとする。しかしバンクシーはティエリーには映像センスが無いことに気付き、逆に自分が監督して彼の映画を撮ることにする。(Wikipedia)

この映画は前半と後半で印象が大分変わってきます。

あらすじの通り前半はティエリーというカメラマンがストリートアートの魅力を知り、色々なアーティストに密着していくのですが、その過程で気になりだすのはやはり大物芸術家であるバンクシーの存在です。

ある日ティエリーはバンクシーが来るという情報を聞き、彼の密着に成功します。

しかしバンクシーを映し、編集したティエリーの映像を見せてもらったところバンクシーは「ティエリーは映像のセンスがない。彼にアートをやらせよう。」という決断を下したのです。

そこからはあれよあれよと事が進み、残り10分で急展開を迎えるのでした。

この映画はバンクシーが監督を撮ったとありますが正確には途中で方針が変わったからバンクシーが指揮を取ったのだと思います。

(実際冒頭のインタビューで「どんな映画なの?」と聞かれ「僕の映画を作ろうとした男のドキュメンタリーだ」、「僕より遥かに面白いから」と言っています。)

おそらくティエリーに映像のセンスがあったのならバンクシーを追った普遍的なドキュメンタリーになっていたでしょう。

そちらの方が見たかったですが。笑

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップの見どころ3選

この映画はバンクシーに関する知識がなく、アートに対する理解度が高くない人にとっては退屈で何を伝えたいのかよく分からないと思います。(僕もどちらかといえばそうでした。)

なので今から紹介する3つの見所に注目してみてください。

ストリートアートの魅力

先ほども言ったように前半は色んなアーティストが出てきます。

ひたすら同じ肖像画を使ったアートや、タイルを使ってスペースインベーダー(ゲーム)を描いたりする人など様々です。

町中にあるアートってこういう風に作っているんだなというのが良くわかります。

スリルとアートに対する情熱

地域によるかもしれませんが基本路上や建物の壁にイラストを描くのは法律違反です。

しかし法を犯してまでアートを貼り付けるにはそれぞれ理由があるのだと知りました。

今まで僕はバンクシーのような有名人以外のストリートアートは単なる落書きのように思っていましたが、警察に捕まるかもしれないスリルの傍に、社会に対するアンチテーゼ自由の意味を見出す彼らの行動を目の当たりにして見方が変わりましたね。

まさかの結末

冒頭でバンクシーが「教訓になるかも…」と言っているぐらいの結末が待っています。

ネタバレになるので深くは語れませんがアートを生かすも殺すもその人次第というのが伝わってきます。

まあ、大衆のアートに対する見方が浅はかというか、作品の本質を見抜けていない人がほとんどなのだという捉え方もできてしまいますね。

ティエリーはハッピーかもしれませんがアートに携わる人たちからしたら冒涜とも、ある種の尊敬ともとれるでしょう。

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップのまとめ

バンクシー

この映画はイラスト、アート作品が好きな方は見ておくと良いです。

世のアートがどのようにして売れ、どのようにして埋もれていくのかその目で確かめてみてください。

今回はバンクシーという名前に惹かれて視聴しましたが、決してバンクシーの素性が知れるわけじゃないですね。

監督としての才能もあるバンクシーに余計興味が湧くような映画でした。

彼の作品をもっと見たい方や作品にこめられた思いを知りたい人はこちらもおススメです↓


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