【ずるい考え方】ラテラルシンキングという言葉を初めて知った感想

ずるい考え方感想

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先日とある本を見かけて手に取りました。

題名は『ずるい考え方』です。


普段啓発本というものを読んでいない僕が不意に読みたくなったのは題名の「ずるい」がどちらの意味を表すのか気になったからでした。

・ずる賢い方なのか

・本当にずるい考えなのか

おそらく前者だろうなと思いつつ読んでみるとこれがまあ面白くてすぐに読み切ってしまったわけです。

物語のない本を一冊読み切ったのは高校生以来かもしれません。

今回は本の中に出てきた「ラテラルシンキング」という言葉の意味と、この本の面白かった部分

そしてこの本を読むことで得られる知識を皆さんにご紹介していこうと思います。

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目次

ラテラルシンキングって何?

皆さんはロジカルシンキングという言葉を聞いたことはありませんか?

ロジカルシンキングは垂直思考、または論理的思考とも呼ばれており、文字通り物事の結論を出す際、順序通り考えてしまう事を指します。

例えば、あなたがバスケをしていてシュートの精度を上げたいなと思った時にどのように考えますか?

おそらく「練習を積んで精度を上げる、コツを掴むようにする」などの答えに行きつくと思います。

これがロジカルシンキングです。

ではラテラルシンキングはどうなのかというと、

「バスケのゴールを大きくする」

あるいは「シュートじゃなくてダンクで良いじゃん」

と結果が良ければ過程がどうであれオッケーという考え方です。

ゴールを大きくするのは現実的に不可能ですが、そもそもの前提を疑う。

そこを変えようとする。この考えを持つ事がラテラルシンキングというらしいです。

※ちなみにこの例は作中に出てきた文章を少し改変して書き出してみました。笑

ラテラルシンキングをする事で何が良くなるの?

人は学校に通っていると、自然と過程を辿った答えというのが当たり前になっていきます。

そしてそれ以外の答えはイレギュラーと感じて否定的になってしまうのです。

日本は特に和を重んじる傾向にあるのでロジカルシンキング(論理的思考)の人が多いように感じますね。

学生の頃クラスで浮いた考えを持っている子がいたりしませんでしたか?

周りからは変人だとか一歩距離を置かれているような存在

そういう人たちはどこか違う観点から物事を考えているので他人の意見と相違が出てしまうのでしょう。

ただ、社会に出てしまえばそういったイレギュラーは一種の開拓者として世の中を良くしていく傾向にあります。

出世したり金持ちになったりする人ってどこか違うオーラを感じますよね。

こういった人たちの行動は『ずるい考え方』とイメージを持たれてしまうのは無理もありませんが少なからず僕は柔軟な発想と応用力のたまものだと思いました。

そしてこのラテラルシンキングを使いこなせるようになれば自分も何か成功を収めることが出来るのではと感じています。

まとめると、

この思考を学ぶことで良くなるのは自分の人生そのものですね。

この本を読むことで学べる事

じゃあこの本ではラテラルシンキングについての何が学べるの?という疑問を抱き始めますよね。

大雑把に言うと『ラテラルシンキングの練習法』です。

その中からいくつか箇条書きにしてみると

・固定観念の消し方

・人と話す大切さ

・物事を抽象化する力

・楽する考え方

・弱者が生き抜く方法

などが挙げられます。

これだけでも興味をそそりますよね。

実際どの話も面白くて、例を出しながら教えてくれるので非常に分かりやすかったです。
これらの話全てがラテラルシンキングと結びつくものとなっているので普段どれだけロジカルシンキングに縛られて生きているのかが分かります。

アイデアは日常の中に潜んでいるというやつですね。

『ずるい考え方』の面白かった箇所

この本は先ほど述べたように、例文が多いです。

内容はどれも自分が普段考えないような観点で物事を考える人たちの話が書かれているので興味深いですが、中でもNASAの話働きアリの話がとても面白かったのでご紹介しようと思います。

NASAの話

NASAは、無重力状態ではボールペンが使えない事を発見した。
ボールペンは重力によってインクを送り出すため、重力のない世界では文字が書けない。
そこで科学者たちは莫大な費用をかけて宇宙空間でも使えるボールペンを開発した。

一方、その頃ソ連は鉛筆を使っていた。

ロジカルシンキング=固定観念にとらわれているとこのように損することもある

という事が良く分かります。

ソ連はラテラルシンキングの力が高かったおかげで費用と時間を他の事に回せたことでしょう。

ラテラルシンキングを学ぶことで楽する方法を見出すことにも繋がるのが分かりますね。

働きアリの話

必死に働くアリ、それなりに働くアリ、全然働かないアリの比率は2:6:2に分かれるそう。
そこで働き者のアリだけを残してみたらどうなるか実験することに。
結果は、先ほどと同じ2:6:2の比率で働きアリの中から分かれてしまった。

結局働かないアリは役立たずなのかというとそうではなくて、アリを円形の軌道に乗せて歩かせる実験では、アリは前のアリの後ろについて歩き始めますが、
円にはもちろん終点が無いため歩く足は止まらない。

そんな中円から抜け出したアリは全然働かないアリだった。
このアリを無駄な存在として排除していたら行進はいつまで続いていただろうか。

少し端折っているので分かりづらいかもしれませんが要は無駄なものを必要ないと固定観念で切り捨てるのはもったいないというお話です。

現実社会でも働かない人間は価値が無いと思われていますがその働かない期間に新しい発見成長をした人物だって多くいます。

失業したからと言って絶望するのではなく自分の趣味に費やす時間が増えたとポジティブにとらえることもラテラルシンキングに繋がると書かれていました。

結論:この本は読むべき?

読んで損することは無いと言えます。

僕はこの本を読むことで物事を一旦客観的に見る癖をつけようと思えました。

それはこの先ひらめくかもしれないアイデアの為でもありますし、他人の意見に対して柔軟な対応で導いてあげたいからでもあります。

こういう2つの思考法が存在する事すら知らなかった僕ですが読み終えた後は人より賢くなった気がしますね。笑

よかったら読んでみてください。

活字が苦手な人でも要所要所にイラストが挟まれているのでパラパラと見て気になる箇所だけ読むのも全然アリだと思います。

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